PHPによるリンク共通メニューの利点

ホームページ内の全てのページに共通するリンクメニューを一つのファイルとし、そのファイルの変更のみで、ホームページ内の全てのページのリンクメニューを変更することができる手法は、主に次の2つです。
(非表示のフレームを使う手法は、リンクページが完全に別ページのため、あらゆる面で問題外です。)

(御参考)
今、見ておられるこのページは、phpで作成されたいわゆる「動的ページ」です。ヘッダー部分、メニュー部分、メイン部分をそれぞれ別々のphpファイルとしています。ホームページ全体をphpで構築すれば、ヘッダー・メニュー部分のphpファイルの更新のみで、ウェブサイト内の全ページの内容が切り替わります。
(上に表示されているように、ページの表示が、http://www.hpcreating.com/php/sample.htmlではなく、http://www.hpcreating.com/php/sample.phpとなります。なお、.phpを表示しない手法(.htaccessファイル形式)もありますが、.htaccess ファイルは、通常、使用すべきではありません

@Javascriptで、リンクメニューを書き込む手法

ブラウザでは、リンクメニューが表示されます。しかし、クローラーと呼ばれるサーチエンジンのウェブページ収集ロボットは、リンクとして扱いません。何故なら、ウェブページの読み込み→Javascriptファイルの読み込み→ブラウザでのリンクメニュー表示 の順序に過ぎず、当然ページのソースコードには、リンクメニューがありません。
このため、SEO上、この手法でホームページ内の全てのページのリンク内容を共通化することは絶対に行うべきではなく、トップページ・カテゴリーページ(2層目ページ)は、テキストリンクとし、クローラーがそれ以上内部リンクをたどることがない最下層ページにのみ使用するべきものであると弊社は思料いたします。

Javascriptでページ内にリンクメニューを書き込んだ例
ブラウザで右クリックしソースをご覧ください。内部リンクは、存在せず、書き込み用Jacascriptへのリンクのみです

Aphpでホームページを作成する手法

今、見ておられるこのページは、phpで作成されたいわゆる「動的ページ」です。左に表示しているリンクメニューは、phpで作成したリンクメニュー用のphpファイルを単にこのページに挿入したものです。

Javascriptで、リンクメニューを書き込む手法と異なり、ページのソースコードでも表示されています。(右クリックし、ブラウザのソース表示画面で確認ください。)

この点が、php(asp)でホームページ作成する利点の一つであり、トップページを含む全ページ共通のリンクメニューを1ファイルとし、そのファイルの変更のみで、全てのページのリンク内容が変更可能で、かつ、サーチエンジンもリンク部分を「動的に」しない限り、リンクとして扱うはずであり、SEO上も、特段の不利益は、生じないはずです。
リンク部分を「動的に」するとは、例えば、phpファイル形式で相互リンク専用ページを作成し、相手方からの相互リンクが確認されると、相手方へのリンクが自動で書き込まれる機能を付加したページです。←このリンク先でそのような自動リンク更新機能を入手できます。(英文)
このような、自動リンク機能は、遅かれ早かれ、Googleのスパム判定又は手動のスパム報告により、ぺナルテイー対象となりますので、絶対に使用すべきではありません。

かつては、いわゆる「動的ページ」は、SEO上、「好ましくない」とされてきました。

しかし、現在、ウェブ制作に関する海外の大規模サイトは、サイト全体を、php又はaspで作成している場合が多く、弊社の知る限り、ページランクを含め、少なくともグーグルのランキング(順位)には、全く影響がありません。

このため、お客様の強いご要望があれば、ホームページ全体をphpで作成申し上げます。

ただし、
@php形式の場合、ローカルの状態での(アップロード前の)ページの内容の確認が不可能です。このため、内容更新時、かなり「不便」を感じられることでしょう。

A日本語のウェブサイトをphpで構築した場合、ブラウザがIEの場合、、一時的に、「文字化け」する・リンクが正常に表示されない等々の現象がごくまれに見られます。原因の大部分は、php自体の単純ミスですが、ブラウザ側が要因となるケースも存在し、理由は、不明です。(何回かアップロードすると自然に解消します。)